寺の仕事は、


寺の仕事は、ほかの仕事との違いがすごくあると思っていた。 でもですね。

これは思い違いをしていたのかもしれないと、車の運転をしながら考えたのだ。。

以下、その「下手の考え休むににたり」の内容

やはり寺の日常は、お参りにいき、寺の事務が案外たくさんあり、付き合いもあり、来客の接待もあり・・・。毎日はこのようなことを淡々とこなしていくことなのだ。

 この一つひとつを丁寧にしていくこと。やっていることに対して、日々どれだけ気持ちをもっているかが大事なのだ。そういう意味ではほかの仕事と同じだ。単調な日々だが、これを気持ちをこめてやっていく。よりよくしたいという気持ちをもち続けることが大切。

 そして肝心な宗教について。これは仕事としてというより、人としていかに生きるかという問題になる。職業だから教えを聞くということでなく。自分がいかに生きるかという問題なのだ。住職だから聞法するということではないからね。

 お寺だけが特別だと思っていた。うしろめたい気持ちになったり、そのために逆に肩肘はったり、空回りしたり、大事なことを見失ったりしていたんじゃないかと、ふと運転しながら思ったのだった。